「富山県美術館」で名称案がまとまった新美術館の完成予想図。2017年にオープンする

「富山県美術館」で名称案がまとまった新美術館の完成予想図。2017年にオープンする

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新美術館名称は「富山県美術館」 2月県議会提案へ

北日本新聞(2016年2月9日)

 2017年に富山市の富岩運河環水公園に移転する新しい県立近代美術館の開設準備委員会(委員長・高木繁雄県商工会議所連合会長)が8日、県庁で開かれ、名称案を「富山県美術館」に絞り込んだ。出席した委員16人全員が賛同した。運営理念の「アート&デザイン」はロゴマークの中に表記する。県は新たな名称や運営方針を盛り込んだ改正条例案を県議会2月定例会に提出する。

 会合で県側は、名称案として「富山県美術館」のほか、現行通りの「県立近代美術館」と「県未来創造美術館」を提示。委員は一人ずつ意見を述べ、全員が「富山県美術館」を支持した。理由として「あらゆる美術のジャンルを包括する」「強く、永続的なイメージを与える」などの意見が聞かれた。

 この日は運営方針案も了承。休館日を現行の月曜から水曜に変更し、開館時間は午前9時半~午後6時と現在より1時間延長する。新たに整備する屋上庭園の開園時間は環水公園のライトアップ時間などを考慮し、午前8時~午後10時に設定した。観覧料は常設展が300円で高校生以下と70歳以上を無料とし、企画展は上限を2千円とした。

 新美術館は2017年春にレストランやアトリエなどが先行開業し、屋上庭園はゴールデンウイークまでのオープンを予定する。全面開館は同年の夏後半から秋ごろになる見込み。

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