焼き上げられるうなぎを見る来場者たち

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冬のうなぎ求め長い列 岡谷「寒の土用うなぎ祭り」

信濃毎日新聞(2016年2月12日)

 岡谷市内のうなぎ料理店などでつくる「うなぎのまち岡谷の会」は11日、市民総合体育館で「寒の土用うなぎ祭り」を開いた。脂の乗った冬のうなぎを多くの人に食べてもらおうと、9回目。目玉のミニうな丼1200食分の整理券は開始から約40分で配りきる盛況ぶりだった。

 昨年は用意した千食を約30分で完売。今回は1200食に増やした。午前10時から整理券を配布。番号順に販売時間を区切った。

 1食800円でミニうな丼用に用意したうなぎは約400匹。一部は同体育館屋外テントでうなぎ料理店店主らが炭火で焼き上げた。うなぎからおいしそうな香りが漂い、テント前で足を止める人も多く、視覚や嗅覚でもうなぎを楽しんでいた。

 うなぎのまち岡谷の会によると、うなぎの仕入れ価格は高騰している状態が続いている。会長の今野利明さん(47)は「手頃に食べることができる機会を通じて、甘くて濃いたれが特徴の岡谷の味を知ってほしい」。午前8時半から並び、5食購入した東御市の今泉良春さん(66)は「パリパリとした食感が良く、岡谷のうなぎのファン。孫にも食べさせたい」と話した。

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