高浜町が取得を目指している、環境保全などの基準を満たした海岸に与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」の国内審査が11日夕、東京都内で行われ、4月の国際審査への申請が認められた。
ブルーフラッグは国際NGOのFEE(本部・デンマーク)が運営。現在、ヨーロッパを中心に約50カ国、約4千カ所が取得している。日本国内での取得例はまだない。
同町は若狭和田海水浴場での取得を目指し、昨年9月に申請書を提出。国内審査員が昨夏と秋、同浴場を視察した。
国内審査はNPO法人FEE Japan(東京)の審査員5人が行った。水質やライフセーバーらによる監視・緊急対策など33項目の認証基準を基に審査した。
結果は12日、町に連絡があった。町産業振興課の担当者は「国際的なステージに立てることになり、頑張ったかいがあった。世界に誇れる海にしたい」と話している。
また、同町とともに申請していた神奈川県鎌倉市の由比ケ浜海水浴場は、汚水処理の項目を満たさなかったため、今回は認められず、国際審査までの改善を求められた。