中井侍駅に停車する普通列車

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人気高い秘境駅号、増便へ 飯田線6駅巡る観光列車

信濃毎日新聞(2016年2月13日)

 JR東海は今春、JR飯田線の観光列車「飯田線秘境駅号」の運転日を増やして走らせる。鉄道以外でたどり着くことが難しい場所にある秘境駅を巡る急行として、近年は乗客数が増加。人気の高まりを受けて、4月上旬〜中旬に昨年春より1日多い9日間、本数で2本多い計18本を運転する。

 秘境駅は周辺に民家のない山中にある場合が多いが、人里離れた雰囲気が味わえる。JR東海は「鉄道ならではの旅で飯田線の誘客につなげたい」と考え、2010年春に秘境駅号の運行を始めた。豊橋駅(愛知県豊橋市)―飯田駅(飯田市)の区間のうち、秘境駅は「小和田(こわだ)」(浜松市)、「中井侍(なかいさむらい)」(下伊那郡天龍村)、「為栗(してぐり)」(同)、「田本(たもと)」(下伊那郡泰阜村)、「金野(きんの)」(飯田市)、「千代」(同)の6駅を訪問。5〜20分ほど停車し、秘境を満喫する。

 同社は毎年春秋に秘境駅号の運行を続けたところ、15年春は運行16本で計約2200人、同年秋は同10本で約1600人が乗車した。乗車率は8〜9割余と高く、14年に比べて春夏ともに乗客数は200人ほど増えた。

 今年は4月7〜11日と14〜17日にかけて1日2本走らせる。同社広報部は「一度にすべての秘境駅を巡れる。秘境駅を中心に沿線の観光も楽しんでいただける」ことが人気の理由とみており、運転拡大でより多くの利用を期待している。

 全車指定席の急行で、乗車券の他に急行券・指定席券が必要。乗車1カ月前から飯田駅を含む主な駅で販売する。乗客には新城―大嵐間の車内で特典の「乗車証明書」を贈る。秘境駅号と伊那市高遠町の桜の鑑賞などを組み合わせたツアー商品もある。

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