雪像が並ぶ会場で、来場者も参加して行われた伝統の「丑曳き」=利賀国際キャンプ場

雪像が並ぶ会場で、来場者も参加して行われた伝統の「丑曳き」=利賀国際キャンプ場

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南砺利賀そば祭りが開幕

北日本新聞(2016年2月13日)

 南砺利賀そば祭りが12日、南砺市の利賀国際キャンプ場で開幕した。名物の利賀そばの販売や、雪上で大木を引き回す「丑曳(うしひ)き」の再現があり、来場者が山里の食と文化を満喫した。14日まで。地元の各種団体でつくる実行委員会(北田耕三会長)主催、市観光協会、利賀村建設業協会、北日本新聞社共催。

 丑曳きは合掌造り家屋を建てる際に行われた伝統行事で、山から切り出した大木を引き回す。青空の下、両百瀬丑曳き保存会(平田明徳会長)が中心となり、巨大雪像が立ち並ぶ広場で再現。来場者も交えた約60人が丑曳き音頭に合わせ、長さ約12メートルのカラマツの丸太に付けられた綱を引き、広場を1周すると、観衆から拍手が湧き起こった。丑曳きは13、14日も行われる。

 そば祭りは利賀川沿いの集落で開かれていた「そば会」を原点に1986年に始まった。高校生以上は会場設営協力金(入場料)300円が必要。

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