千曲市の千曲商工会議所は19日、アンズを使って新たに開発した料理やデザートの内覧発表会を同市稲荷山のホテル杏泉閣で開く。市特産のアンズを使った商品を「杏都(きょうと)」ブランドとして全国に発信しようと、市内事業所に呼び掛けた。発表会では20品を披露し、一般向けの試食会も行う。
発表するのは、アンズ入りのラーメンやパスタ、ジャムを添えたお好み焼きなどの料理のほか、クレープやパフェといったデザート。本年度、市内の飲食店や菓子店が開発した。観光客が多く訪れるアンズの開花時季に合わせて4月1日に一斉発売する予定だ。
千曲商議所は2009年度に杏都ブランドを立ち上げた。これまで、市内の事業所が手掛けたアンズのジャムや和菓子、アンズの枝で染めたバッグなど21品を杏都ブランドとして販売したり、事業所による販売を支援したりしてきた。今回は「新グルメ紀行」と銘打ち、店で食べることができる商品をそろえた。
19日は午後2時から関係者向け報告会を開き、一般向け試食会は同2時半から。試食会は参加無料だが、18日までに千曲商議所(電話026・272・3223)に電話で申し込みが必要で、定員は先着100人。