日本海に面した「夕日食堂SHi-ON」。地元で取れた魚介類を中心とした定食が売りだ=出雲崎町鳴滝町

日本海に面した「夕日食堂SHi-ON」。地元で取れた魚介類を中心とした定食が売りだ=出雲崎町鳴滝町

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「妻入りの街並み」に新味 出店、営業日拡大相次ぐ 出雲崎

新潟日報(2016年2月17日)

 「妻入りの街並み」で知られる出雲崎町の海岸部で、飲食店の新規出店や営業日を拡大する動きが出ている。新鮮な魚が手に入りやすく、夕日など美しい景色を望める魅力に加え、人口減や空き家の増加に悩む地域を活性化させる狙いもあるようだ。地元住民は「まちが元気になってほしい」と期待している。

 同町鳴滝町の「夕日食堂SHi-ON(しおん)」は昨年12月、地元で鮮魚の卸売業を手掛ける「ヤママス近藤商店」が古くなった空き家を取り壊し、新築してオープンした。昼には出雲崎産の魚介類を中心とした定食を提供。夜はカラオケ居酒屋に変わる。

 社長の近藤和紀さん(49)は「この辺りは人口が減って空き家が多く、気になっていた。何とかしたいと思っていた」と開店の理由を語る。

 地元産の魚を使った海鮮料理や地酒を提供する同町尼瀬の「ゲストハウス樽蔵(たるぞう)」は1月から、予約時に限っていた営業を月曜と第1、3火曜以外の毎日に拡大した(夜のみ)。

 店は代表の樽川学さん(51)が、知人が住んでいた一軒家を改装し、2年前に開いた。昨年末、長岡市で営んでいた飲食店を閉店。同市から妻子と3人で出雲崎町に移住した。樽川さんは「観光客だけでなく、地元の人もくつろげる店にしたい」と力を込める。

 同町井鼻では昨年6月、南国風の料理を提供するレストラン「DIO(ディオ)」が、かつて海の家だった空き店舗を改装して開店した。現在は冬季休業中で、4月中に再び営業を始める予定だ。

 住民はこうした動きを歓迎している。「SHi-ON」で食事をしていた同町尼瀬の無職足立安克さん(66)は「海岸部は高齢化が進み、空き家が増えている。新しい店が繁盛し、さらに店や人が増えてほしい」と期待する。

 樽川さんは「ほかの店とも力を合わせ、地域を盛り上げたい」と意気込んでいる。

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