ユズのケーキやシフォンなどを味わう協議会メンバーら=五位山交流館

ユズのケーキやシフォンなどを味わう協議会メンバーら=五位山交流館

富山県 高岡・氷見・射水 特産

特産ユズで中山間地を元気に

北日本新聞(2016年2月19日)

 高岡市福岡地域の五位山地域活性化協議会(宮崎三郎会長)は18日、五位山交流館で、地元特産ユズを使ったケーキやみそなど4品を試作した。ユズの加工品開発は初めてで、イベントなどで販売して地域を元気にしていきたい考えだ。

 五位山地域は中山間地にあり、西明寺、小野(この)、五位、沢川(そうごう)、栃丘の5集落からなる。栃丘の住民が長年ユズを栽培し、多い年で約2トン収穫している。近隣のスーパーや道の駅に出荷し、秋の五位山収穫祭でも販売している。

 5集落の住民でつくる同協議会は地域活性化のため新たな加工品が必要と考えてユズに着目。相談を受けた市福岡総合行政センターがJAいなば福岡支店に協力を依頼し、同支店の高橋昌美さんがレシピを考案した。

 同協議会と5集落の婦人グループメンバーら約20人が集まった。昨秋に収穫し、冷凍保存しておいたユズ約20個を使い、高橋さんの助言を受けて「ゆずケーキ」と「ゆずみそ」、「ふんわりゆずシフォン」、「ゆずのはちみつ漬け」を調理した。

 メンバーはケーキの程よい甘みなどに満足そうな表情を浮かべた。宮崎会長(66)は今秋の五位山収穫祭などで販売したいとし「高齢化が進む中、地域のにぎわいにつなげていきたい」と話す。

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