富山市八尾町中心部で開催されているイベント「越中八尾冬浪漫(ろまん)」を盛り上げようと、同市八尾町西町の住民が、地元の西町コミュニティセンターにひな人形などを飾っている。展示物は住民それぞれが持ち寄ったもので、夜間にはライトアップされる。西町自治会の足谷吉彦会長は「多くの人に見てもらい、地域の活性化につながればうれしい」と話している。
住民5人が、ひな人形やぼんぼりのほか、手作りの釣り飾りやキルト作品などを持ち寄った。展示は、西町コミュニティセンター入り口横の6畳ほどのスペースを使って実施。通りに面しており、同町の風情ある雰囲気とともに、格子戸からかわいらしい人形を楽しむことができる。
15日から展示を始め、夜間にはライトアップしている。冬浪漫のメーンイベント「民謡セッション」に、西町の曳山囃子(ひきやまばやし)の担い手が20日に出演することもあり、足谷会長は「囃子とひな人形の両方を楽しんでほしい。これを機に他の企画も何かできればよい」と話している。3月5日まで展示し、ライトアップは日没から数時間。
冬浪漫は28日までで、民謡セッションや、風の盆ステージ、町なかガイドツアーなどもある。北日本新聞社共催。問い合わせは越中八尾観光協会、電話076(454)5138。