水揚げした養殖マコンブ「春告げ昆布」を袋詰めする漁師=新湊漁港

水揚げした養殖マコンブ「春告げ昆布」を袋詰めする漁師=新湊漁港

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「春告げ昆布」出荷 新湊・販路拡大に意欲

北日本新聞(2016年2月23日)

 射水市の新湊漁協の漁師が手掛ける養殖マコンブ「春告げ昆布」の出荷が22日、始まり、漁師が採れたての新鮮なマコンブを袋詰めした。出荷は3月上旬まで。 

 同漁協の定置網漁業者3社が共同で取り組んでおり、県水産研究所(滑川市)と共に養殖のノウハウを確立。新湊沖約500メートルの地点で、種苗を植え付けた縄を水中に下げて育てている。

 この日は、事前に収穫したマコンブを2キロずつ袋詰めし「春告げ昆布」と記されたシールを袋に貼っていった。注文が多く寄せられたため、急きょ水揚げした分も紫外線で殺菌した海水でしっかりと洗い、袋に詰めた。

 「春告げ昆布」は薄く軟らかいのが特徴で、軽くゆでると茶色から美しい緑色に変わる。食感はワカメに似ているが、しっかりとしたコンブの味が楽しめる。

 漁師の矢野恒宏さん(42)は「ホタルイカと合わせたりサラダにしたりするとおいしい。販路を拡大し射水の特産品に育てていきたい」と話している。

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