サンリオのキャラクター「ハローキティ」とコラボレーションした県の公式恐竜ブランド「ジュラチック」の新しい衣装や動画が21日、福井市のエルパで披露された。世界の人気者との共演でよりかわいらしく"進化"した恐竜たちに、買い物客や子どもたちが歓声を上げた。
新衣装はジュラチックのキャラクター「ラプト」用で、ブランド誕生2周年を記念して県などが開いたイベントで発表された。福井文化服装学院(同市)の学生がキティをイメージしたアイデアを提案し、同校の教員がデザインと製作に当たった。頭の大きなリボンと、グレーのワンピースにあしらわれた大きなリンゴが特徴。全て竹の繊維を使った生地でできているという。
約3分の動画は、ラプト、サウタン、ティッチーの3体が、テーマパーク「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)を訪れるという設定。キティにアトラクションを案内してもらいながら仲良く遊ぶ様子を撮影した。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
また、チアダンスを学んでいる子どもたちが、ジュラチックにちなんだダンスや体操を笑顔と元気いっぱいに披露した。全区民がジュラチックのPR応援隊になっている越前町脇谷区など県内の企業・団体の活動を紹介したパネルや、ジュラチックのキャラクター宛てに全国から寄せられた年賀状も展示した。
新衣装を着たラプトに抱きついた鯖江市の竹沢太陽君(8)は「大きなリボンがかわいらしかった。一緒に写真が撮れてよかった」と喜んでいた。