小須戸縞をイメージしたクッキーと考案した小林みどりさん=新潟市秋葉区小須戸

小須戸縞をイメージしたクッキーと考案した小林みどりさん=新潟市秋葉区小須戸

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小須戸縞をクッキーに 秋葉区のカフェ店主考案 新しい土産物目指す

新潟日報(2016年2月25日)

 新潟市秋葉区小須戸にあるカフェの店主が、地元の木綿織物「小須戸縞(じま)」をモチーフにしたクッキーを開発した。緑や紫、クリーム色などの生地を組み合わせた和風の模様が、懐かしさを感じさせる。同所の町屋ギャラリー薩摩屋で販売されていて、考案した店主は「小須戸のお土産として定着したらいい」と思いを込める。

 クッキーを作ったのは、小須戸で2年前にオープンした「カフェゲオルク」の店主小林みどりさん(34)。新しい土産物を作ろうと考え、明治から昭和にかけて盛んだった小須戸縞をモチーフにしたクッキー作りを思いついた。

 色の違う生地を使って、しま模様や格子模様を作り焼き上げる。色付けは小松菜パウダー(緑)、紫いもパウダー(紫)など天然由来の材料を使う。使った材料によって小松菜の味や紫いもの味などがするため、ほのかに野菜の風味がするクッキーに仕上がった。

 色の違う生地を複数組み合わせるため、一度に多く作ることはできない。小林さんは「色ごとに生地を全て手作業で作るので大変」と言いながら、「小須戸縞は色鮮やかな生地。色の出し方や味付けなどアイデアは膨らみます」と楽しそうだ。

 現在は町屋ギャラリー薩摩屋のみの限定販売。3月27日までの土日祝日に開催している「ゴジラ展」に合わせて売られる。今後、カフェゲオルクでの販売も検討する。1枚100円。問い合わせはカフェゲオルク、0250(47)8924。

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