金沢城公園三の丸広場で28日、タカ狩りの技「放(ほう)鷹(よう)術(じゅつ)」の実演が行われた。今年は昨年の約2倍となる約5300人が訪れ、観光客らが鷹匠(たかじょう)とタカやハヤブサによる息の合った妙技に歓声を上げた。
日本放鷹協会(岐阜県海津市)が認定する「諏訪(すわ)流(りゅう)」の鷹匠、鷹匠補ら12人が出演した。県内からは鷹匠の吉田剛之さん(43)=小松市=、鷹匠補の池上守さん(48)=能美市=、会員の河村槙悟さん(32)=金沢市=が参加した。菱櫓(ひしやぐら)や橋爪門続櫓(つづきやぐら)からタカを呼び寄せたり、擬似餌を空中でつかませる「振鳩(ふりばと)」などを披露したりした。