南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で３～６日に行われる「残雪ライトアップ」に向けた試験点灯が２日行われ、集落内の茅葺（かやぶ）き屋根とかまくらが、ライトやろうそくの光で幻想的に浮かび上がった。

　ライトアップは地元の実行委員会が定期的に行っており、今回はことしの１回目。合掌造り家屋２１棟をライトで照らしたほか、田んぼに設けたかまくら２基の中でろうそくに火をともした。

　今回初めて、通路沿いにランタン約９０個を並べ、景観美と観光客の通行の利便性を高めた。相倉集落児童・青年会は、アニメキャラクターをかたどった雪像を広場に展示した。

　ライトアップは午後５時半ごろから同９時まで。４～６日の午後７時半からは雪舞台で五箇山民謡ライブがある。問い合わせは同集落保存財団、電話０７６３（６６）２１２３。