諏訪郡下諏訪町下諏訪南小学校6年2組(30人)は6日、児童が考えた弁当「下諏訪駅弁」(600円)を町内の3カ所で販売する。観光客に町を知ってほしい、と総合的な学習で昨年4月から取り組んできた。諏訪地域名産のカリンのキャラクターを描いて薄焼き卵を載せたオムライスや、諏訪湖のような丸形のブルーハワイゼリーなど、地元への思いが詰まった品ぞろえだ。
児童らは、観光客が乗り降りする駅に絡めて、PRすることができないか検討。下諏訪駅ならではの駅弁がないことから、作ることにした。おかずは、駅員に観光客の年齢層や交通手段を聞いたり、町内のスーパーでお客さんに好きなおかずを聞き取り調査したりしてメニューを考えた。
製造は、町内の弁当製造店「六花(りっか)フードサービス」に依頼。諏訪湖にちなんだワカサギの空揚げや野沢菜の油炒め、町内のみそ製造販売会社「ひかり味噌(みそ)」のみそを塗ったキュウリの肉みそ巻きなど13品を詰め込む。カリンやワカサギなど諏訪ゆかりの食材、諏訪湖などに関する説明文も添える。
当日は、駅前の「丸六本山川魚店」前、諏訪大社下社秋宮近くの根津八紘(やひろ)美術館1階テラス、御田町商店街の御田町駐車場の3カ所で、午前11時半〜午後1時半をめどに児童たちが販売する。弁当は150〜250個を用意する。
昨年11月の参観日に校内で100箱販売したところ、売り歩きができないほど混雑し、10分で完売した。