押し寿司やのっぺなど郷土料理が詰まった「景家御膳」

押し寿司やのっぺなど郷土料理が詰まった「景家御膳」

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郷土食が満載「景家御膳」 4月発売「食文化後世に」 上越・柿崎と吉川の飲食店開発

新潟日報(2016年3月4日)

 ふるさとの味を守り継いでいこうと、上越市の柿崎区と吉川区の飲食店3店が押し寿司(ずし)やのっぺなどの郷土料理をぎっしり詰めた「景家(かげいえ)御膳」を4月中旬に発売する。弁当や仕出し料理として3店が提供する。発起人で柿崎区の食料品販売・仕出し店経営の加藤哲也社長(52)は「家族や親戚が集まる時に食べてほしい」と話している。

 景家御膳は2段の重箱に押し寿司ととろみをつけたのっぺ、地元野菜で作ったオリジナルの野菜饅頭(まんじゅう)の3品を必ず入れ、そのほかに季節の食材であえ物や揚げ物、酢の物、甘味など各店自慢の料理を詰め込んでいる。御膳の名前は、戦国時代に柿崎を治めた武将柿崎景家の名を借りた。

 加藤さんによると、近年、家族や親戚が集まる際の定番料理のっぺや押し寿司を作ることができる家庭が高齢化や核家族化を理由に減っている。加藤さんが「地域の食文化を後世に伝える商品を作りたい」と考えていたところ、柿崎区の民宿経営佐藤一さん(41)と、吉川区の日本料理店経営高橋孝一さん(46)が賛同し、商品開発に加わった。

 地域の敬老会で試食してもらうなどして、完成まで約3年をかけた。先月23日に佐藤さんの民宿で完成のお披露目会が開かれ、住民ら約40人が味わった。

 同日のお膳は3品と昔ながらのカジキの刺し身、柿崎区の名水「大出口泉水」で仕込んだえご練り、特産の干し柿を使ったつまみなどが入った。参加者からは「懐かしい味でおいしい」「盛りつけがしゃれているね」などの感想が聞かれた。柿崎区の自営業石田こまつさん(66)は「押し寿司はいまではほとんど家で作らない。景家公にあやかり、郷土の食に注目が集まってほしい」と話した。

 景家御膳は予約販売で3千~4千円。問い合わせは柿崎区米山寺のマルカ、025(536)5106、同区上下浜のわすけ、025(536)2110、吉川区原之町の品和亭、025(548)2008。

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