京都の名匠、大木平蔵作の明治時代の人形を飾った室崎家=木舟町

京都の名匠、大木平蔵作の明治時代の人形を飾った室崎家=木舟町

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土蔵の町並み春装う 12日から高岡山町筋のひなまつり

北日本新聞(2016年3月11日)

 伝統的な土蔵造りの町屋や商店が並ぶ高岡市山町筋を舞台にした「第16回高」が12、13の両日に開かれる。江戸や明治、大正時代の年代物から、現代の豪華な品まで、多彩なひな人形で町が華やぐ。県内外から訪れる観光客に、季節と歴史を感じることのできる町屋巡りを楽しんでもらう。

 山町筋のひなまつりは、2000年12月に山町筋一帯が国重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたことを機に01年から始まった。土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会(発田基会長)が毎年開き、ことしで16回目を迎える。市、高岡商工会議所、末広開発、北日本新聞社共催。

 会場は、御馬出町、守山町、木舟町、小馬出町の4町。商店や家屋など約35カ所に、さまざまな種類のひな人形約100点が展示される。

 国重要文化財の室崎家(木舟町)や志甫商店(同)など、京都の人形師の名匠、大木平蔵による明治時代のひな人形を飾る家もある。宮家にも愛されたという格式高い人形からは、上品な和の趣がにじみ出る。室崎家では、和雑貨いっつ(同)で開かれている手作り雑貨教室の受講生が古布で作った色とりどりのつるし飾りも展示される。

 呉服丸和(小馬出町)では、現代の豪華な段飾りのほか、大正時代の内裏びなや御殿びなが展示される。

 中村漆器店(守山町)には、明治から昭和までの多彩なひな人形が10種類以上勢ぞろいする。かわいらしい手作りの内裏びなも展示。高岡御車山会館(同)では、町民が所有する昭和初期のひな人形を飾る。

 山町茶屋(木舟町)では、大正時代から色鮮やかに残る土人形の内裏びなを紹介。2日間限定で、ひな人形をモチーフにした上生菓子と抹茶のセットも提供する。ツカ・デザインスタヂオ(同)では、市中央保育園の園児によるおひな様作品展を開く。

 同協議会の志甫和彦事務局長は「町にある古いものが主役の祭り。昔ながらの伝統的なおひな様を見て楽しんでほしい」と話している。

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