福井県永平寺町清水に県内15番目の道の駅「禅の里」が19日にオープンする。温泉や地場産食材をふんだんに使った食の提供など、来場者にとって癒やしの施設となることが期待される。
禅の里は国道416号沿いにあり、2013年に開業した温泉施設と合わせた施設で敷地面積は5350平方メートル。トイレや休憩場、地域振興施設、約50台分の駐車場などがある。県と町が13年度から約3億円(温泉施設は除く)をかけて整備した。
地域振興施設は地元住民で立ち上げた会社「きらり」が指定管理者として運営する。特産品販売コーナーでは、上志比ニンニクや五領タマネギ、ピクニックコーンなど季節ごとの農産物や、ゴマ豆腐、地酒、郷土料理の葉っぱ寿司などを取りそろえる。
飲食コーナーではおろしそばやカレーのほか、山菜やアユ、厚揚げ、ニンニクなどを使った同町ならではのメニューが並ぶ。旬のフルーツを使用したジェラートも販売する。両コーナーとも営業時間は午前10時~午後7時。
禅の里の鈴木秀夫駅長(44)は「泉質のいい温泉とグルメ、新鮮な野菜を提供できる施設になる。大勢の観光客をおもてなしできる道の駅にしていきたい」と話していた。
19~21日の3日間、オープニングイベントがあり、千円の買い物ごとに景品が当たる抽選会(空くじなし)や、日替わりでおろしそばやソースかつ丼などを格安で提供する。19日はジェラートとドリンクの振る舞いがあり、午前9時から各100人に引換券を配る。
18日午前10時から河合永充町長らが出席して落成式典がある。