記念イベントでお披露目された藤岡牧夫さんの作品「五岳の風」(右上)=13日、飯山市の飯山駅観光交流センター

記念イベントでお披露目された藤岡牧夫さんの作品「五岳の風」(右上)=13日、飯山市の飯山駅観光交流センター

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新幹線延伸1年、誘客さらに 飯山駅でイベント

信濃毎日新聞(2016年3月14日)

 北陸新幹線(長野経由)の長野―金沢間が延伸開業して14日で1年を迎えた。延伸に伴う県内唯一の新設駅となった飯山市の飯山駅などでは13日、同市などでつくる実行委員会が1周年記念イベントを行い、訪れた住民は新幹線を生かしたさらなる地域の活性化に期待した。

 飯山市が駅に併設した観光交流センターでは、市内合唱団の有志でつくる会の約30人が、中野市出身の高野辰之が作詞した「朧月夜(おぼろづきよ)」や「故郷(ふるさと)」などを合唱。イラストレーターで絵本作家の藤岡牧夫さん=長野市=が北信五岳を題材に描き、大きなシートに印刷された作品「五岳の風」もお目見えした。

 足立正則飯山市長は、同駅が今冬は外国人客でにぎわっているとし、「飯山駅は外国の駅という感じで、大勢に来てもらっており、一層PRしていく」とあいさつ。飯山駅に入る新幹線を表現したジオラマ(立体模型)の寄贈などもあった。

 今年1月、駅近くに開館した市文化交流館「なちゅら」ではこの日、周辺市町村の団体が笹(ささ)ずしなどの特産品を販売。中野市の伊浦政次さん(75)は、4月に新幹線を使って金沢へ行く予定といい、「飯山駅ももっとにぎやかになればいい」と期待していた。

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