長野マラソン大会の実行委員会議は１４日、長野市内で開き、４月１７日開催の第１８回大会の実施概要などを決めた。２０００年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん（４３）が３年連続でスペシャルゲストとして一般ランナーを激励し、ロンドン五輪女子マラソン代表の尾崎好美さん（３４）がゲストランナーとして参加する。

　第１８回大会には、３５カ国・地域の外国人選手４３３人、視覚障害者２１人を合わせた過去最高の１万９５５人がエントリー。国内は４６都道府県から参加申し込みがあり、長野県内からのエントリーがほぼ半分を占めた。このほかに国内外の招待選手や実業団選手が出場する。

　救護所は中間点付近にも１カ所設け、計６カ所に増やし、計２９人の医師や看護師が緊急時に備える。これまで同様、２０キロ以降にはほぼ１キロごとにサポート班が待機。計７７台の自動体外式除細動器（ＡＥＤ）を配置し、今回もＡＥＤを背負った自転車隊が４班に分かれてコース内を巡回する。

　コースの一部となっている長野市松代地区ではＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」の人気を生かして沿道を盛り上げるほか、交通マナー向上を呼びかけるステッカーを全参加者に配布したことも報告された。

　長野、トリノパラリンピックのバイアスロンで金メダルを獲得した北安曇郡小谷村出身の井口（旧姓小林）深雪さん（４２）が招待選手として参加することも決まった。そのほかの招待選手は、決まり次第発表する。