木落し体験装置に試乗する青木町長。最大で斜度15度まで傾く

木落し体験装置に試乗する青木町長。最大で斜度15度まで傾く

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下社木落とし疑似体験 下諏訪「おんばしら館」装置公開

信濃毎日新聞(2016年3月16日)

 諏訪郡下諏訪町の諏訪大社下社春宮近くに町が来月オープンする観光施設「おんばしら館よいさ」の目玉となる「木落(おと)し体験装置」が15日、公開された。急坂を御柱が下る御柱祭下社山出しの見どころ、木落としが「疑似体験」できる「世界初の装置」が売りだ。モミの木を模した装置は3人乗りで、直径40センチ、長さは2・8メートル。装置の前方には120インチの大型画面があり、木落としの映像を流す。

 体験時間は約1分間。御柱が木落し坂に到着し、先端が徐々に坂の上からせり出すと、連動して装置が上下に揺れ始める。画面の中の氏子がおのを振り、御柱をつなぎ留めていた綱を切ると装置が一気に15度傾き、坂を下る映像とともに体が前のめりになって、木落としの雰囲気を味わえる。試乗した青木悟町長は「来館者に多くの感動を伝えたい」と話した。

 「よいさ」は4月24日開館予定。御柱祭に関する資料や道具などを展示する。入館料は大人300円、小中学生200円。体験装置は1回200円の予定。下社山出しの4月8〜10日は同館を開放し、御柱祭のパブリックビューイングを予定している。

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