しょうゆ造りの作業の一つ、櫂入れについて説明する野村社長(右から2人目)=16日、福井県大野市

しょうゆ造りの作業の一つ、櫂入れについて説明する野村社長(右から2人目)=16日、福井県大野市

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しょうゆ造り体験蔵20日開業 自分で搾り持ち帰れます

福井新聞(2016年3月17日)

 福井県大野市の老舗しょうゆ製造販売会社、野村醤油(しょうゆ)=同市日吉町=が20日、しょうゆ造り体験ができる蔵をオープンさせる。もろみに櫂(かい)入れをしたり、圧搾機を使って搾ったりして、出来上がった生じょうゆを持ち帰れる。関係者は「地元の観光や食育に貢献したい」と意気込んでいる。

 同社は、明治時代初期創業。食の欧米化などでしょうゆの出荷量が落ち込む中、和食の味を支える伝統に触れてもらおうと6代目の野村明志(あけし)社長(42)が発案した。圧搾用の蔵を改修、これまでの店主の名に受け継がれた「重」の字を取り、蔵を「重右エ門」と名付けた。

 原材料の大豆や小麦を加工してこうじを作り、食塩水を加えたもろみを発酵・熟成させ、圧搾するまでの工程で生じょうゆができる。この工程を全て自社で行う会社はわずかしかなく、強みを生かした体験蔵となった。

 もろみの発酵・熟成を促すため櫂棒でかき混ぜる「櫂入れ」の作業、熟成したもろみを圧搾機で搾る作業を体験できる。出来上がった生じょうゆは、150ミリリットルの瓶に自作のラベルを貼って持ち帰ることができる。このほかしょうゆの造り方の説明や、商品の味比べがある。所要時間は1時間ほど。

 16日は内覧会が開かれ、蔵の設備などを担当した業者、報道関係者ら約20人が集まった。野村社長は「中部縦貫自動車道の整備などで交流人口の増加が期待される中、大野のまちなか観光に回遊性を持たせられれば。また食育の一環として、学校や親子で訪れてほしい」と話していた。

 体験料は1人千円。希望日の前々日午後5時までに同社のホームページ上または電話で予約する。問い合わせは同社=電話0779(66)2072。

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