紅梅の前で職員と記念撮影する台湾からの観光客=チューリップ四季彩館

紅梅の前で職員と記念撮影する台湾からの観光客=チューリップ四季彩館

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日台友好の紅梅が人気 砺波・チューリップ四季彩館

北日本新聞(2016年3月17日)

 チューリップ四季彩館(砺波市中村)の紅梅が、台湾からの観光客に撮影スポットとして人気を集めている。梅は「台湾を象徴する花」で、昨年春、台北駐日経済文化代表処の幹部らを招いて、友好のシンボルとして植樹した。四季彩館は台湾からの誘客を推進しており、紅梅をPRして台湾と砺波市の交流を深めていきたいとしている。

 紅梅は品種「道知辺(みちしるべ)」で高さ約2メートル。チャイナエアラインの機体の尾翼に描かれた梅に近い樹種を選んだ。昨年4月、四季彩館の前庭で台北駐日経済文化代表処の徐瑞湖(じょずいこ)副代表(当時)と石炳煌(せきへいこう)チャイナエアライン日本支社長が夏野修砺波市長と一緒に植樹した。同代表処は台湾の駐日代表部に相当する。

 ことしは3月に入り開花。台湾からの観光客に職員が台湾との絆の象徴として植えたことを説明すると、感嘆の声が上がるという。同館がリニューアルオープンした10日は、台北の大手旅行会社「大榮旅遊」のツアーで31人が来館し、紅梅の前で記念撮影した。17日も台湾からの団体客が来館する。

 四季彩館は2014年12月から、台湾から誘客を図る「ようこそとなみキャンペーン」を展開し、台湾からの観光客に記念品などをプレゼントしている。坪田俊明館長は「館内を彩るチューリップだけでなく、鮮やかな紅梅を多くの人に観賞してもらい、観光を通して台湾との交流を進めたい」と話している。

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