一般公開する長野銘醸の酒蔵。酒造りの説明などもある

一般公開する長野銘醸の酒蔵。酒造りの説明などもある

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千曲の酒とみそ、堪能を 市内4カ所で26日「春まつり」

信濃毎日新聞(2016年3月17日)

 千曲市八幡の酒造会社「長野銘醸」や同市羽尾のみそ蔵「高村商店」などでつくる実行委員会は26日、みその特価販売や日本酒の試飲などを楽しめる「千曲市春まつり」を、同商店など市内4カ所で開く。同市八幡の国名勝「姨捨の棚田」と周辺の食や文化を発信しようと企画。市内の駅を発着点に会場を巡るシャトルバスも運行する。

 昨年に続き2回目のまつりは多彩なイベントがそろった=表。長野銘醸では、江戸末期に建設され国登録有形文化財になっている酒蔵の見学ができる。蔵では従業員が酒造りを説明。1人100円で袋に酒かすを詰めて持ち帰ることができるほか、甘酒の振る舞いや生原酒の試飲もある。

 高村商店では、同社製造のみそを1人700円(小学生以下400円)で袋に入れて持ち帰る催しを開催。みそ汁と薄焼きの振る舞い、しょうゆや同社製品の特売をする。

 参加者は、眼下に善光寺平が広がる姨捨観光会館(八幡)の食堂で、姨捨の棚田の米で作ったおにぎりを味わえる。千曲川沿いに建つ日帰り温泉施設「白鳥園」(戸倉)では長野銘醸の日本酒、高村商店のみそを使ったおにぎりの振る舞いを受けられる。

 シャトルバスは無料。市内のしなの鉄道屋代駅と戸倉駅を発着する2ルートで各5便運行する。実行委は「1カ所だけでなく、周遊して千曲の魅力を感じてほしい」と参加を呼び掛けている。

 まつりは午前10時〜午後4時。問い合わせは長野銘醸(電話026・272・2138)へ。

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