木曽郡木祖村観光協会は、村内の桜の名所をPRする写真入りの地図を作った。木曽川の源流に当たり、標高が高いため開花が遅く、春の大型連休でも咲いていることを紹介し、誘客につなげる狙いだ。桜のフォトコンテストも実施する。
地図作り、フォトコンテストとも昨年に続き2回目。村天然記念物の田ノ上観音堂のシダレザクラや菅の十王堂のエドヒガンザクラなど16カ所を名所として紹介している。
ともに九州出身で、村地域おこし協力隊員の井手英秋さん(49)と床次(とこなみ)あかねさん(32)が、大型連休でも桜が楽しめることに驚き、村の売りにしようと考えたのがきっかけだ。今回も地図作りとフォトコンテストを担当している。
地図はA3判、4千部印刷。村内にあるJR薮原駅、交流施設「笑(わら)ん館」のほか、木曽郡内の道の駅などに置く。
フォトコンテストは4月25日〜5月18日に募集する。今年撮影する桜の写真が対象だ。デジタルカメラで撮り、A4サイズにカラー印刷して、村観光協会に応募する。詳しくは同協会(電話0264・36・2543)へ。