薄いピンクの花を咲かせるアーモンドの木=2015年4月8日、福井県坂井市の春江B&G海洋センター

薄いピンクの花を咲かせるアーモンドの木=2015年4月8日、福井県坂井市の春江B&G海洋センター

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アーモンドの花楽しんで 植樹5年、4月10日初フェスタ

福井新聞(2016年3月18日)

 「アーモンドの里づくり」を進めている福井県坂井市春江東部地区まちづくり協議会は、5年かけて地区内に植えてきたアーモンドの花を楽しもうと、4月10日に初の「お花見フェスタ」を同市春江町正蓮花の春江B&G海洋センターで開く。同協議会では「ようやく花見ができるほど花数が増えた」と話し、演奏会やフリーマーケットなどを企画している。

 協議会が2011年、子どもたちが自慢できるようなまちにしたいと、3月末から4月初めにかけて桃の花に似た淡いピンクの花を咲かせ実をつけるアーモンドを目玉にしたまちづくりをスタート。春江東小グラウンドや公園などに苗木計350本を植えてきた。14年には収穫した実を使ったチョコレートを作り児童に配布。15年はアーモンドの枝の煮汁で親子の草木染体験教室を開くなど、取り組みの周知に努めてきた。

 お花見フェスタは、11年に約120本を植えた春江B&G海洋センターで午前10時から開催。木は約1・2~1・5メートルに成長し、多くのつぼみが少し膨らみ始めている。会場ではオカリナや歌の披露、市民吹奏楽団による演奏のほか、茶席やアーモンド苗木販売などがある。

 同協議会の阿津川保夫会長(62)は「植樹から5年たち、つぼみの数が増えてきた」と喜び、「今後も春江東のシンボルとして成長を見守ってほしい」と話す。

 同協議会はフリーマーケットの出店者を募っている。衣類や手作り品などを対象に10店を募集。横2メートル、縦1・5メートルの計10区画あり、1区画500円。3月末締め切り。問い合わせ、申し込みは春江東コミュニティセンター内、同協議会事務局五十嵐さん=電話0776(51)0187。

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