テープカットで道の駅「禅の里」落成を祝う関係者ら=18日、福井県永平寺町

テープカットで道の駅「禅の里」落成を祝う関係者ら=18日、福井県永平寺町

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道の駅「禅の里」19日オープン 県内15カ所で駅カードも販売へ

福井新聞(2016年3月19日)

 福井県永平寺町清水で整備が進んでいた道の駅「禅の里」の落成式典が18日、行われた。関係者や地元住民ら約100人が参加し、地域活性化に向けた拠点施設の船出を祝った。19日にオープンする。

 県内15番目の道の駅として、国道416号沿いに県と町が整備した。既存の温泉施設を含め敷地面積は5350平方メートル。地域振興施設や休憩場、トイレ、約50台分の駐車場などを設置。周辺の山々を眺める展望室や県内の観光地を案内する情報展示コーナーもある。事業費は約3億円(温泉施設は除く)。

 式典で河合永充町長は「道の駅は、町を訪れる人への食の提供や特産品の販売など、にぎわい創出に寄与する。憩いの空間として地域に根付いた施設にしていきたい」とあいさつした。

 セレモニーでは地元の上志比幼児園児が2018年福井国体・全国障害者スポーツ大会の公式ダンス「はぴねすダンス」を元気に披露。河合町長らがテープカットやくす玉割りを行い、完成を祝った。

 地域振興施設は地元住民で立ち上げた会社「きらり」が指定管理者として運営する。特産品販売コーナーでは上志比ニンニクや五領タマネギ、ピクニックコーンなど旬の農産物やゴマ豆腐、地酒などを販売。飲食コーナーでは、アユや厚揚げなどを使ったオリジナルメニューを提供する。6種類のジェラートも販売する。同施設の営業時間は午前10時~午後7時。

 19~21日、オープニングイベント(午前10時~午後5時)があり、千円の買い物ごとに景品が当たる抽選会(空くじなし)などがある。

 今回のオープンに合わせ、県内の道の駅15カ所では19日から、それぞれの「道の駅カード」を全国に先行して販売する。1枚200円(税込み)。

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