多彩なスゲ細工などが並ぶ「菅笠展覧会・コンテスト」の会場=高岡市ふくおか総合文化センター

多彩なスゲ細工などが並ぶ「菅笠展覧会・コンテスト」の会場=高岡市ふくおか総合文化センター

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笠部門・林さん(福岡)、アイデア部門・石井さん(中田) スゲ細工最優秀

北日本新聞(2016年3月19日)

 高岡市福岡地域の「菅笠展覧会・コンテスト」が19~21日に市ふくおか総合文化センターで開かれる。18日に展覧会とコンテスト合わせて204点が会場に展示され、菅笠(すげがさ)の魅力をアピールする多彩な作品が並んだ。コンテストの最優秀賞も決まった。

 展覧会では職人が手掛けた富士笠と角(つの)笠80点が並ぶ。福岡地域で開かれている笠縫い後継者育成講座の受講生も17点出品した。

 コンテストは笠、アイデア作品の2部門がある。笠部門には乙女笠や一文字笠、次郎長笠など54点が寄せられた。最優秀賞に選ばれた林すず子さん(高岡市福岡町加茂)の「尺8寸角紋次郎笠」は直径約50センチ、深さ約20センチの大作。

 アイデア作品部門はスゲ細工を中心に53点集まった。最優秀賞は石井忠雄さん(同市中田)の「平家の郷と大江戸街道」で、世界文化遺産の五箇山合掌造り集落を題材にし、かやぶき屋根をスゲで表した素朴で温かみのある作品。

 同部門ではスゲをカバーにした電気スタンドや、スゲのおひなさま、バッグ、スゲの短冊を取り付けた風鈴などが並ぶ。審査員の一人で、越中福岡の菅笠製作技術保存会長の城山孝さん(81)は「展覧会・コンテスト共に昨年よりレベルが高いのではないか」と話した。

 展覧会・コンテストは地元の各種団体でつくる実行委員会(高田哲委員長)が昨春25年ぶりに復活させた。開場は午前9時で、3日間とも笠縫いの実演とスゲのコースター作り体験がある。21日は正午で閉場する。

 ◇優秀賞▽笠=寺島吉弘、城山ミキ、溝口照代、向井國子▽アイデア作品=大道悦子、橋本レイ子、福田恵子、菅っこ◇新人賞▽富士笠=大野記代枝▽角笠=西田小百合

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