上田市天神の市立美術館で18日、千曲市の画家越ちひろさん(35)による個展「越ちひろ展ワンダーワンダー」(上田市など主催)が始まった。5月8日まで、油彩など新作37点を含む計59点を展示している。越さんが公立美術館で個展を開くのは初めて。
油彩や石こう像のほか、東京造形大(東京)在学中に取り組んだ素描(ドローイング)やスケッチブックなども展示した。オープニング式典後、越さんは出席者に対し、学生時代に自分の中にあるものをどんどん出そうと、5千枚の素描に取り組み「やっと自分の表現に出合えた」とのエピソードを紹介した。
5月8日までの午前9時〜午後5時(入場は午後4時半まで)。火曜休館(祝日の場合は翌日休館)。一般700円、高校生・大学生500円、小中学生200円、未就学児無料。会期中には、越さんが19日間かけて縦2・7メートル、幅6・5メートルの壁画を公開制作するほか、越さんによるトークショーなどもある。問い合わせは上田市立美術館(電話0268・27・2300)へ。