上田市などの有志でつくる「NHK大河ドラマ『日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)真田幸村公』放映を願う会」は19日、同市の大手町会館で総会を開いた。放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」に合わせ、9月に中心市街地で「第7回日本一(ひのもといち)の秋まつり真田幸村公出陣ねぷた」を開催し、12月には会を解散するなどの2016年度事業計画案を承認した。
約60人が出席。4月に上田城跡公園などで開く「上田城千本桜まつり」に協力することも承認した。「願う会」の宮下省二会長代行は真田氏の家紋「六文銭」にちなみ、「地域の一体感の醸成はまだ道半ばだ。上田地域での(真田丸の)視聴率66・66%を目指して協力してほしい」とあいさつした。
総会後、真田氏歴史研究家の常田軍三さん(83)=上田市真田町本原=が講演。大河ドラマの波及効果に触れ、「一過性に終わらせず、真田一族の生き方を顕彰することが大事だ」などと話した。