松本バスターミナルを出発する直行バスの第1便=2月6日、松本市

松本バスターミナルを出発する直行バスの第1便=2月6日、松本市

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松本―上田直行バス継続 ダイヤ見直し、鹿教湯温泉も経由

信濃毎日新聞(2016年3月23日)

 松本市は22日、同市―上田市間を結ぶ直行バスの運行を4月以降も続けると明らかにした。このバスは、上田市ゆかりの戦国武将真田信繁(幸村)の生涯を描くNHK大河ドラマ「真田丸」の放映を機に、新たな観光需要の開拓を目指して2月に運行し始めた。真田丸は現在放映中だが、路線の知名度不足などもあって利用状況はいまひとつ。このため運行ダイヤを見直し、新たに鹿教湯温泉(上田市)も経由するようにして、観光客らの利便性を高める。

 直行バスは2月6日から、土日曜・祝日に松本バスターミナル―JR上田駅間を1日2往復(4便)している。松本市観光温泉課によると、今月13日までに運行した13日間の利用者は計211人で、1便当たり約4人、1日当たり約16人。当初見込んだ1便当たり10人程度、1日当たり40人程度を下回っている。

 そこで4月2日以降は、上田市の宿泊者や北陸新幹線(長野経由)利用者らが松本市に移動しやすいように、始発を従来の午前7時10分松本発から午前8時20分上田発に変更する。加えて、松本発の第2便を午後5時10分発とすることで、札幌、福岡便で県営松本空港(松本市)に到着する利用者の接続を良くして、松本市から上田市への人の流れも考慮した。

 また、現在は停車していない上田市の鹿教湯温泉を経由地にして、公共交通機関を使って同温泉を訪れる利用者も利用できるようにした。料金は松本―上田間が片道1500円(中学生以上、小学生は半額)など。来年3月26日まで運行する。

 松本市観光温泉課は「利用しやすいダイヤにした。路線の認知度を高め、定着させたい」。上田市観光課も「これからが本格的な観光シーズン。大河ドラマの盛り上がりに合わせて、人の流れも活発になってほしい」と期待している。

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