４月２３、２４の両日に新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれる先進７カ国（Ｇ７）農相会合を盛り上げるため、関係国の料理を提供するイベント「Ｇ７キッチン駅南」が２３日、同区の飲食店で始まった。英国のフィッシュパイやフランスの牛ほほ肉の赤ワイン煮込みなど各店が考案した特別メニューを４月２４日まで味わえる。

　民間プロジェクトとして市の助成を受け、市南商工振興会が主催。ＪＲ新潟駅南側や鳥屋野潟周辺のレストランやカフェなど１７店が参加する。食べられる国の料理は各店で異なる。

　同区米山１のイタリア料理店「バグダッドカフェ」では佐渡産島黒豚のローストを特別メニューとした。付け合わせは県内産野菜を使った。オーナーシェフの鍋谷則之さん（５１）は「パスタやピザだけでないイタリア料理を知ってほしい。会合は新潟の食をアピールする機会だ」と話した。

　他には、ソーセージなどドイツ料理の盛り合わせを出すダイニングバーや、米国のホットドッグを出すカフェ。南蛮エビを使ったみそつけ麺や、ヤナギカレイと山菜の天ぷらなどを出す日本食の店では県産食材にこだわった。

　市南商工振興会では、４月１７日に県スポーツ公園などで行われる祭り「カナール彩」でもＧ７参加国にちなんだパンを売る。問い合わせは担当のＵ・ＳＴＹＬＥ、０２５（３８５）７５８５。