長野県 上田・小諸 祭り・催し

春の観光、上田もてなし強化 26日からイベント相次ぐ

信濃毎日新聞(2016年3月25日)

 春の観光シーズンを迎えた上田市で今週末から4月にかけ、新たな観光施設の開館やイベントが相次いで計画されている。NHK大河ドラマ「真田丸」の放送効果で観光客の入り込みは本格化するとみられ、観光関係者は受け入れ態勢を強化。市中心部では交通渋滞も予想されるため、市は観光客や市民に公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 26日には、市中心部の原町に市が整備していた観光施設「真田十勇士ガーデンプレイス」が開館する。「真田丸」の主人公・真田信繁(幸村)の家臣として小説などに登場する「真田十勇士」を紹介する施設を核にイベント広場などを設置。上田城跡公園内の「信州上田真田丸大河ドラマ館」来館者を中心市街地へと呼び込み、市街地のにぎわい創出につなげる狙いだ。

 4月2日には、大河ドラマ館前に飲食や休憩ができる「上田城真田茶屋」がオープンする。上田城の景観に合わせた木造長屋風のコンテナハウスを配置し、「ミニ城下町」を演出。地元名物「美味(おい)だれ焼き鳥」や団子などを販売するほか、ボランティアガイドの拠点施設も設ける。

 同3日は午後1時から、「信州上田真田陣太鼓保存会」が同市神川地区の神川沿いで「第1次上田合戦『神川演奏会』」を企画。同日夜の「真田丸」第13話放送を前に、真田軍が徳川の大軍を迎え撃った第1次上田合戦(神川合戦)をイメージした演奏曲などを披露し、真田氏の地元をPRする。

 同6日には上田城跡公園で「上田城千本桜まつり」が開幕。17日までステージイベントや紙製甲冑(かっちゅう)の試着、乗馬体験などの各種催しを予定する。同24日には武者行列や真田軍と徳川軍による決戦劇などを披露する「上田真田まつり」も市中心部で開かれる。

 市は市街地の渋滞を警戒。4月1日に上田城跡公園北側に普通車224台分を備える観光駐車場をオープンする。特に混雑を予想する同2日〜5月8日は、市街地の渋滞状況や駐車場の空き状況を市ホームページで発信する。4月から上田城跡公園と郊外を結ぶシャトルバスも運行する予定で、市交通政策課は「できるだけ鉄道やバス、タクシーの公共交通機関を利用してほしい」と呼び掛けている。

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