最後の大阪発長野行き「しなの9号」の発車を見送る近畿長野県人会などの関係者=25日午前8時57分、大阪駅

最後の大阪発長野行き「しなの9号」の発車を見送る近畿長野県人会などの関係者=25日午前8時57分、大阪駅

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「ありがとう」大阪発しなの 45年の運行、最終日

信濃毎日新聞(2016年3月25日)

 長野―名古屋・大阪間を結ぶ特急「しなの」の大阪発着便(1日1往復)が25日、最後の運行を迎えた。国鉄時代の1971(昭和46)年から45年にわたる運行に感謝しようと、近畿長野県人会と県大阪事務所職員の有志計8人が大阪駅(大阪市)のホームに集合。午前8時57分発長野行き「しなの9号」に向け「ありがとう特急しなの」の横断幕を広げて見送った。

 乗り換えなしで信州と関西を結び、観光客や帰省客らに親しまれた特急の廃止に、JR西日本に相談してホームで横断幕を広げる許可を得た。セレモニーはなかったが、有志たちは出発する特急に、県旗の小旗も振って送り出した。多くの鉄道ファンらがホームの光景や車両を写真に収めていた。

 小諸市出身で帰省やスキーに行くため利用した同県人会事務局長の掛川俊一さん(80)=大阪府東大阪市=は「しなのに乗って(千曲市の)姨捨からの風景を見ると、信州に帰ってきたと感じていた」と振り返っていた。

 大阪発着の「しなの」の運行は、長野―塩尻間がJR東日本、塩尻―米原(滋賀県)間がJR東海、米原―大阪間がJR西日本と3社が担当。車両を所有するJR東海広報部は廃止理由について、名古屋―大阪間の利用が20年間で半分以下に減少したためとしている。

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