開幕したお練りまつりで、大勢の見物人に囲まれて勇壮に舞う「東野大獅子」=25日、飯田市

開幕したお練りまつりで、大勢の見物人に囲まれて勇壮に舞う「東野大獅子」=25日、飯田市

長野県 伊那路 祭り・催し

迫力満点、飯田を練り歩く大獅子 お練りまつり初日

信濃毎日新聞(2016年3月26日)

 25日に開幕した飯田下伊那地方最大の祭り「飯田お練りまつり」は、初日から多くの見物客が訪れた。主要な出し物「大名行列」と「東野(ひがしの)大獅子」が、祝儀の「所望」を受けた店や家などを回って演技や獅子舞を披露。見物客たちは盛んにシャッターを切り、7年目に1度の祭りを楽しんだ。

 飯田市小伝馬町では「東野大獅子」の保存会員が重さ約30キロの獅子頭をお囃子(はやし)に合わせて動かし、獅子を操る宇天王(うてんのう)が優雅に舞って獅子頭に結ばれた紅白の手綱を操った。獅子頭が宇天王に向かって30メートルほど真っすぐ動いて突進し、宇天王が止める迫力満点の「まだかの舞」を披露。

 初めて参加して獅子頭を動かした会社員の林克義さん(33)=飯田市宮ノ上=は「練習より本番の方が力が入って、獅子頭も軽く感じた。うまく舞っていきたい」と意気込んでいた。

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