諏訪大社御柱祭下社山出し(4月8〜10日)で、御柱8本が急斜面を下る「木落とし」の舞台、諏訪郡下諏訪町の「木落(おと)し坂」近くで有料観覧席の整備が進んでいる。町御柱祭実行委員会によると、作業はほぼ終わり、テントの設営や観覧席のシート敷きを本番直前に行う予定という。
観覧席付近の砥川の河川敷は、土のうで幅を3〜4メートル狭めて7メートルにした。木落し坂から反対側の河川敷沿いに全長約200メートル、奥行き最大34メートルの観覧スペース(計6千席分)を設置。B席(3千円)、A席(5千円)、S席(6千円)は、川から奥行き8〜20メートルの区画の中にある。SS席(7千円)は、高さが最大8メートルの階段状になっている。
実行委によると、昨年12月に地元業者が着工。観覧席の対岸には、木やりや太鼓、雅楽などを披露する舞台を設けた。仮設トイレは3カ所に計50基(和式10、洋式40)を用意する。有料観覧席のチケットは既に完売している。