第１回全国バレエコンクール「プリ・ド・カナザワ２０１６」（北國新聞社主催）が９月１７～１９日、金沢市の金沢歌劇座で開かれる。日本のバレエ界をリードする名門バレエ団が協力し、次代を担うバレエダンサーたちが、北陸新幹線金沢開業２年目を迎えた石川の地で華やかに技を競う。

　小学生（４～６年）、中学生、高校生、シニア（１９～２５歳）の４部門で、１７、１８日に予選、１９日に決選を行う。谷桃子バレエ団、バレエシャンブルウエスト、牧阿佐美バレヱ団（５０音順）の指導者や芸術監督らが審査員を務め、牧阿佐美バレヱ団の牧さんが顧問に就任する。

　コンクールの特徴は、全国でも珍しいポイント制度を導入したことで、学年と順位によって与えられるポイントの累積が規定に達した参加者は、協力バレエ団と入団交渉する権利が得られる。交渉が合意に至れば、バレエ団に入団か、付属のバレエ学校に入学できる。

　第１回大会については、累積ポイントに達しないため、高校３年と、シニアの部の決選進出者の中から特に優秀と認められた参加者に「プリ・ド・カナザワ賞」が贈られ、協力バレエ団と入団交渉する権利が与えられる。

　日本バレエ協会、石川県、金沢市、県芸術文化協会、県洋舞連盟などが後援する。応募期間は４月１日～６月３０日で、応募者はホームページからダウンロードできる参加申込書に必要事項を記入し、郵送かファクス、インターネットで、プリ・ド・カナザワ事務局に申し込む。予選参加料は２万３千円で、決選進出者は別途７千円が必要となる。

　問い合わせは事務局＝０７６（２２３）３０４０＝まで。