春の観光シーズン到来を告げる「三方五湖春まつり」が2日、美浜、若狭両町にまたがる梅丈岳の観光道路「レインボーライン」駐車場などで始まった。神事が行われ、関係者がシーズン中の安全と盛況を祈願した。
まつりは、梅丈岳の「山開き」と三方五湖の「湖上開き」に位置付けられている。梅丈岳山頂公園では、三方五湖広域観光協議会の会長を務める山口治太郎美浜町長や、同副会長の森下裕若狭町長らが、てんぐに杯を投げて願い事をしたという言い伝えにちなみ、かわらけを湖に向かって投げた。
山口町長は「三方五湖は県や嶺南にとって観光の中心。舞鶴若狭自動車道の開通で観光客数は伸び、台湾をはじめ外国からも訪れている。今後も両町で力を合わせて観光を振興させたい」とあいさつした。
出席者は美浜町レークセンターから船に乗り込み、湖に黄金の鍵を投げ込んで、安全を祈願した。