福井県越前市の花筐公園で3日、「2016はながたみまつり」が開幕した。同市ゆかりの継体天皇にちなんだキャラクター「おおとのん」の歌と踊りが披露された。
地元の花筐自治振興会と同まつり実行委員会が主催。公園一帯にある約千本の桜は満開で、会場には午前中から大勢の家族連れが訪れた。
おおとのんは、継体天皇の即位前の名前「男大迹(おおとの)皇子」が由来。キャラクターや地区のことを知ってもらおうと、自治振興会広報部の松村元子さん(51)が中心となり、3番までの歌詞と曲を作った。
開会式の後、振り付けづくりに協力した同市粟田部町の「認定こども園あわたべ」の園児19人とおおとのんがステージ周辺で実演。元気な踊りと「みんなが笑顔になれるまち」などの歌詞に、約200人の聴衆は大きな拍手を送っていた。
南越中吹奏楽部や地元の「はながたみ子供太鼓」の演奏も披露された。
まつりは10日まで。10日には、午前11時と午後1時から、地元のサークルなどによる郷土芸能発表会が開かれる。