上越市に春の訪れを告げる「高田城百万人観桜会」（上越市など主催）が１日、高田公園で開幕した。同日には開花宣言も出され、ぽかぽか陽気に誘われた家族連れの姿も多く見られた。

　上越市の上越観光コンベンション協会と市民団体が園内の調査木を確認。担当者が開花の目安となる５、６輪が咲いているのを確かめ、高らかに宣言した。暖冬の影響もあり昨年より１日、平年より７日早い。協会事務局の小池兼一郎次長は「北陸新幹線を利用してリピーターにも来ていただき、昨年以上の入り込みを期待したい」と話した。

　小学２年の長男と訪れた上越市の主婦（４１）は「３月下旬に雪が降ったが、やっと春になったなと思う。満開になるころにまた来たい」と笑顔で話した。日本気象協会によると、高田公園の桜の満開は６日の見通し。観桜会は１７日まで。