上田市の上田城跡公園で6日、「第13回上田城千本桜まつり」が始まった。同日の上田の最高気温は21・1度と4月下旬並みとなり、見頃を迎えた約800本の桜を楽しむ大勢の観光客でにぎわった。地元ゆかりの戦国武将・真田信繁(幸村)が主人公のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送効果とも合わせ、市は17日までのまつり期間中に約40万人の人出を見込んでいる。
公園内のソメイヨシノの標本木はこの日、満開になった。櫓(やぐら)門の前では幸村や、家臣として小説などに登場する「真田十勇士」に扮(ふん)した「信州上田おもてなし武将隊」との記念撮影を求める観光客の列ができた。
記念撮影を代行する「元祖シャッターマン」や、公園内を案内する地元住民のボランティアも活動。来場者は「上田城真田茶屋」でご当地グルメ「美味(おい)だれ焼き鳥」なども楽しみ、「桜が見頃のいい時季に来られた」と喜んでいた。