作品を説明する松岡さん

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山下清と仲間たちの作品展 小海町高原美術館

信濃毎日新聞(2016年4月9日)

 南佐久郡小海町の町高原美術館で9日、「山下清とその仲間たちの作品展」が始まる。放浪の画家として知られる山下清(1922〜71年)と、山下も入園した知的障害児のための施設「八幡(やわた)学園」(千葉県市川市)で同時代にともに学んだ3人の作品を展示。色紙を細かくちぎって作った貼り絵やクレヨン画など約100点が鮮やかに会場を彩っている。

 山下の作品は、夜空に光る花火や川の船、河川敷の見物客を貼り絵で表現した「江戸川の花火」など。人や動物の貼り絵や学園の様子を描いた絵画など、3人の仲間の作品も展示される。

 同美術館と八幡学園山下清展事業委員会の主催。委員会代表の松岡一衛(いちえ)さん(79)は「山下清の作品も素晴らしいが同じ時期に良い作品をつくる仲間たちもいた。学園でどう作品が生まれたかも知ってほしい」と話していた。

 6月5日まで。5月3日を除く火曜日と5月6日が休館。午前9時〜午後5時。入館料は高校生以上500円、小中学生150円。9日午後2時からは、オープニングレセプションと松岡さんによるギャラリートークがある。

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