一面に咲いたナシの花に人工授粉する農家の人たち=富山市吉作

一面に咲いたナシの花に人工授粉する農家の人たち=富山市吉作

富山県 富山・八尾 花・紅葉

呉羽丘陵 早くも花盛り

北日本新聞(2016年4月13日)

 呉羽ナシの産地として知られる富山市の呉羽丘陵でナシの花が咲き、一面を白く染めている。好天に恵まれた12日は、生産農家が人工授粉の作業に精を出した。 

 同市吉作の矢後武さん(70)方の畑では、家族や手伝いの人たち4人が、羽毛の付いた棒を使い、主力品種「幸水」の花に授粉していた。

 矢後さんは「今年は暖冬の影響で開花が例年より1週間早いので、お盆前に収穫できるのではないか」と話していた。花は今週末に開花のピークを迎えるという。

 12日の県内は高気圧に覆われ晴れたものの、気温は上がらず富山12・6度、高岡(伏木)11・6度と3月下旬並みだった。富山地方気象台によると、13日は暖かく湿った空気が流れ込み、曇りで夜遅くに雨となる見込み。

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