NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲でバイオリンのソロを演奏しているバイオリニスト三浦文彰さん(23)が18日、上田市のサントミューゼで5月20日に開くリサイタルを前に同市を訪れた。上田城跡公園の「信州上田真田丸大河ドラマ館」を視察し、ドラマで使われた衣装や小道具などを見学した。
三浦さんは東京都出身。2009年、世界最難関と言われるハノーファー国際コンクールを史上最年少の16歳で優勝した。現在はウィーン在住。サントミューゼでのリサイタルでは、クラシック音楽に加え真田丸のテーマ曲も演奏する予定だ。
大河ドラマ館では、自身の名前が書かれた紹介板にサイン。その後、市役所で母袋創一市長と懇談した。三浦さんは「初めて上田市を訪れたが、空気がおいしい。ドラマ館はリアリティーがあり、当時の時代風景が見えてくるよう」と感想を語った。
真田丸のテーマ曲について「(演奏依頼は)思いも寄らない話で、びっくりした。力強く、格好いい曲で1度聞いたら頭に残る」。急きょ、バイオリンでテーマ曲の一部を披露し、「サントミューゼは音楽仲間からの評判も良く、すごく楽しみ」と話した。