外国人来館者へのサービス向上のため、立山博物館(高岡陽一館長)は日本語、英語、中国語で施設や展示を案内する「多言語音声ガイドシステム」を導入した。立山黒部アルペンルートに訪れる外国人客の来館を増やし、雄大な自然と合わせて立山の歴史、文化の魅力を広く発信する。
展示館エントランスには館の見どころを3分50秒の映像で紹介する多言語対応のモニターを新設。展示の多言語ガイドはスマートフォンで専用アプリ(無料)をダウンロードし、展示物に応じた表示番号を入力すると音声と文字で解説が流れる。
対象施設は展示館、教算坊、山岳集古未来館、まんだら遊苑。団体客を対象にしていた館内ガイドを個人客に行える形になり、担当する高野靖彦学芸課主任は「国内外を問わず幅広い来館者に楽しんでもらえる」と話す。