定置網に掛かった体長約1.5メートルのオオクチイシナギ=新湊漁港

定置網に掛かった体長約1.5メートルのオオクチイシナギ=新湊漁港

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新湊で「オイボ」初水揚げ

北日本新聞(2016年4月22日)

 深海に生息する大型魚、オオクチイシナギが21日朝、射水市の新湊漁港に水揚げされた。定置網に掛かった体長約1・5メートルの成魚で、新湊漁協は「新湊での水揚げは初めて」としている。

 オオクチイシナギは県内で「オイボ」と呼ばれる。水深400~600メートルの岩礁域に生息し、6月ごろの産卵期には水深100~200メートルまで上がってくる。県内では朝日町沖での一本釣りが有名で、釣るのが難しく「幻の魚」とされる。

 この日は新湊沖約2キロ、水深約40メートルの定置網に1匹が掛かり、重さは50キロ余りだった。漁師や漁協職員が県水産試験場(滑川市)に確認し、オオクチイシナギと分かった。同漁港で競りに掛けられ、県内へ出荷された。

 魚津水族館(魚津市)によると、富山湾内ではオオクチイシナギの幼魚が定置網に掛かることがある。産卵期ではない時期に、成魚が浅い定置網に掛かることは珍しいという。

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