上田市天神のサントミューゼで23日、戦国大名・真田氏ゆかりの自治体が集まる「真田フォーラム」が開かれた。上田、長野両市のほか、大阪市や和歌山県九度山(くどやま)町など全国14市町村の首長らが参加。各市町村によるリレートークがあり、真田氏との関わりや史跡などをアピールした。
今年はNHK大河ドラマ「真田丸」の放送効果もあり、各市町村とも観光誘客に力を入れている。フォーラムは真田氏ゆかりの自治体同士が連携し、PR効果を高めようと上田市が主催した。
武田氏が上州支配の拠点とした岩櫃(いわびつ)城本丸跡がある群馬県東吾妻町の中沢恒喜町長は「真田丸効果で多くの客が訪れている。岩櫃山の勇壮な姿を見に来てほしい」とアピール。大阪市経済戦略局の芳田隆理事は「真田幸村になった気持ちで九度山町から大阪へと訪れてほしい」とした。上田市の母袋創一市長も「真田ゆかりの地のつながりを強めたい。各地を訪れてほしい」と呼び掛けた。
その後、大河ドラマで本多正信役を演じる近藤正臣さん、千利休役の桂文枝さんによるトークショーもあり、約1200人が詰め掛けた。