呉羽山を散策しながら歴史や自然を楽しむ参加者

呉羽山を散策しながら歴史や自然を楽しむ参加者

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呉羽山は見どころ豊富 12キロ探訪コース考案

北日本新聞(2016年4月24日)

 「呉羽山歴史探訪ウオーキングの会」が23日、富山市の呉羽山で開かれ、市民を中心に66人が参加した。実行委員長を務める富山大名誉教授の津田正明さんが自ら歩いて考案した約12キロのコースには、遺跡や神社など歴史を学べる場所から、北陸新幹線を見下ろす展望スポットまで多彩な見どころがあり、参加者は「身近にいながら初めて訪れる場所がたくさんある」と楽しんでいた。

 津田さんは、富山大大学院医学薬学研究部教授を長年務め、現在も和漢を健康増進に生かす活動に取り組んでいる。

 その中で呉羽山の住民らと出会い、自身も丘陵をくまなく歩いて魅力を実感。より多くの人に伝えたいと県トライアスロン協会の高安昌敏さんらと「呉羽丘陵歴史探訪と健康つくりの会」実行委員会を設立し、今回のウオーキングを企画した。

 参加者は富山観光ホテル駐車場から歩き始め、県埋蔵文化財センターを経て、北代縄文広場で集落跡を見学。新しい見どころとして北陸新幹線を見下ろす場所や、1925(大正14)年に114歳で亡くなり当時国内最高齢だった高見ナカさんの座像を"長寿スポット"として紹介した。

 市内から参加した藤木洋子さん(73)は「高見さんの像に感動した。歴史を学べる場所もたくさんあり、今度またゆっくり来たい」、藤ノ木小学校5年の成田光希君は「自然がいっぱいで気持ちよかった」と話した。津田さんは「さまざまな企画を通し、今後は観光客にも魅力を伝えていきたい」と話している。北日本新聞社後援。

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