5月1、2日に行われる福野夜高祭を前に、会場となる南砺市福野地域中心部の子どもたちが24日、JR城端線の福野駅で夜高太鼓を威勢良く打ち鳴らし、観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称・べるもんた)の乗客に祭りをPRした。
活気あふれる祭りの雰囲気の一端を感じ、当日足を運んでもらおうと、福野地域の観光ガイドボランティアグループ市の里ガイド(中野ミチ子代表)が、浦町4区町の子供太鼓保存会(松田賢一会長)の協力を得て実施。午後1時台と2時台に福野駅を発着する2便の出迎えと見送りを行った。
保存会の小中学生9人がホームに並び、べるもんたの姿が見えると太鼓や笛の演奏を開始。太鼓の子どもたちは、全身を使った元気なばちさばきを見せた。乗客は拍手を送ったり、手を振ったりして歓迎に応えた。ホームに降りて写真を撮影する人もいた。
太鼓をたたいた苗加大輝(ひろき)君(福野小学校2年)は「乗っている人が手を振ってくれてうれしかった。たくさんの人に祭りに来てほしい」と話していた。