池田町が整備を進めていた森を生かした体験施設「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」の開業式典が26日、同町志津原の現地で催された。
27日のオープンを前に、杉本博文町長をはじめ関係者が施設の完成を祝った。
同施設は、町の豊富な森林資源を活用して森の再生と観光の振興を図る「木活(もっかつ)プロジェクト」の一環。約1年間かけて整備した。
総工費は約7億5400万円。町などが出資する株式会社「まちUPいけだ」が管理、運営する。
広さは約3ヘクタールあり、主に四つのエリアに分かれる。
日本最長の「メガジップライン」は、山の尾根間に張ったワイヤに体を固定して往復約1キロを滑走。
樹上のジャングルジムのような「アドベンチャーパーク」もある。
式典には西川一誠知事、佐野和彦町会議長ら約50人が出席した。
杉本町長が「『好奇心』がキーワード。森の営み、自然の匠(たくみ)、人の技を見てもらいたい」とあいさつ。
西川知事が「里山里海湖(うみ)ビジネスのモデルとなるよう期待している」と祝辞を述べた。
この後、スタッフ2人がメガジップライン"初飛行"。遠足で訪れた高校生も壮大なスケールを体感した。